ネットワークの設定
OSのインストールは終わりましたが、このままでは Apache などのパッケージを一切インストールすることができません。
FreeBSD では ports という小回りの利くパッケージシステムを採用しているのですが、ports はネットワーク経由でアプリケーションをインストールするため、ネットワークの設定を行わないと何もできません。
というわけで、今回はネットワークの設定を行います。
ネットワークインターフェイスの設定
当然といえば当然ですが、最初にPCに接続されているネットワークカードを識別しないと始まりません。
FreeBSD を起動してログインプロンプトが表示されたら、ユーザー名に「root」、パスワードはインストールの最後に指定したものを入力します。
さてログインしたら、以下のコマンドを入力してください。
# dmesg | grep Ethernet
すると以下のようなメッセージが表示されるはずです。
re0: Ethernet address: XX:XX:XX:XX:XX:XX
「XX」の部分は16進数ですが、今回は気にしなくていいです。
重要なのは一番左の「re0」の部分。コレがネットワークカードのデバイス名です。環境によって「ed0」とか「zp0」とかの名前になってます。
この3文字のデバイス名をメモったら、設定ファイルに書き込みます。
/etc/rc.conf
vi 等のエディタで /etc/rc.conf を開き、以下の内容を記述します。
「192.168.0.~」のIPアドレス部分と、「works.kanow.jp」のホスト名部分、それと「re0」のデバイス名は各自の環境にあわせて書き換えてください。
# rc.conf: サーバ起動設定
#
# ネットワークインターフェイス ("lo0" はループバックIFなので必ず記述)
network_interfaces="re0 lo0"
# ループバックIPアドレスの設定
ifconfig_lo0="inet 127.0.0.1" # この値は変更しないこと
# IPアドレスの設定
ifconfig_re0="inet 192.168.0.10 netmask 255.255.255.0"
# IPアドレスのエイリアス設定
# Memo: このようにエイリアスを設定すると、後々DNSの設定をするときが楽ちんです。
ifconfig_re0_alias0="inet 192.168.0.11 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_re0_alias1="inet 192.168.0.12 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_re0_alias2="inet 192.168.0.13 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_re0_alias3="inet 192.168.0.14 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_re0_alias4="inet 192.168.0.15 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_re0_alias5="inet 192.168.0.16 netmask 255.255.255.0"
ifconfig_re0_alias6="inet 192.168.0.17 netmask 255.255.255.0"
# デフォルトゲートウェイ (通常はブロードバンドルータ) のIPアドレス
defaultrouter="192.168.0.1"
# ホスト名 (ドメインを含む FQDN)
# Memo: 別に「www.」とか「ftp.」とかの名前にする必要はありません。
# 外部からは見えないので、好きな名前でオゲ。
hostname="works.kanow.jp"
リゾルバの設定
次いでDNSへの問い合わせ設定を行います。
/etc/resolv.conf に、以下のような内容で保存してください。
/etc/resolv.conf
domain kanow.jp
nameserver 127.0.0.1
nameserver 192.168.1.10
nameserver プロバイダのプライマリDNS、またはルータのIPアドレス
nameserver プロバイダのセカンダリDNSのIPアドレス
ローカルホスト名の設定
最終的には bind9 でローカルDNSを走らせますが、それまでの繋ぎとして /etc/hosts にホスト名を紐付けます。
/etc/hosts
# /etc/hosts: ホスト名の名前解決設定
#
# ローカルホスト
::1 localhost localhost.kanow.jp
127.0.0.1 localhost localhost.kanow.jp
# works: このホスト (LAN内部から「works」で接続可能)
192.168.0.10 works.kanow.jp works
ネットワーク設定の確認
/etc/rc.conf、/etc/resolv.conf、/etc/hosts の設定が終わったら再起動します。
# shutdown -r now
再起動したら、以下のコマンドでIPアドレスが設定されていることを確認しましょう。
# ifconfig
re0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> metric 0 mtu 1500
options=389b<RXCSUM,TXCSUM,VLAN_MTU,VLAN_HWTAGGING,VLAN_HWCSUM,WOL_UCAST,WOL_MCAST,WOL_MAGIC>
ether XX:XX:XX:XX:XX:XX
inet 192.168.0.10 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
inet 192.168.0.11 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
inet 192.168.0.12 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
inet 192.168.0.13 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
inet 192.168.0.14 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
inet 192.168.0.15 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
inet 192.168.0.16 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
inet 192.168.0.17 netmask 0xffffff00 broadcast 192.168.0.255
media: Ethernet autoselect (100baseTX <full-duplex>)
status: active
lo0: flags=8049<UP,LOOPBACK,RUNNING,MULTICAST> metric 0 mtu 16384
options=3<RXCSUM,TXCSUM>
inet6 fe80::1%lo0 prefixlen 64 scopeid 0x2
inet6 ::1 prefixlen 128
inet 127.0.0.1 netmask 0xff000000
nd6 options=3<PERFORMNUD,ACCEPT_RTADV>
次いで nslookup コマンドでホスト名をチェックしましょう。
# nslookup
> works.kanow.jp
Server: 127.0.0.1
Address: 127.0.0.1#53
Name: works.kanow.jp
Address: 192.168.0.10
> works
Server: 127.0.0.1
Address: 127.0.0.1#53
Name: works.kanow.jp
Address: 192.168.0.10
> exit
#
これでネットワークの設定は完了です。
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